発達障害の子の勉強・学校・心のケア
ー 当事者の私がいま伝えたいこと
横道 誠 (著)
大人になってから複数の発達障害があると診断された大学の准教授による当事者研究の仕方について。
読み進めるほどにウンウンとうなずくことばかりで共感しかないので、私自身もやっぱり発達障害持ちなんだなということを再認識させられました。笑
生まれながらに少数派だったからこその幼少期の苦悩の数々、でもそれと同じくらい、中年期に差し掛かった今だからこそ手にしたライフハックもあります。共感できたものを、自分の言葉にアレンジして以下に抜粋。
・「これがふつう」の世界を立ち去る。
・定型発達の子にとっては自然に行動するとうまくいくが、発達障害の子たちが自然に行動するとなぜか仲間外れになる社会。
・問題行動は病気や障害のせいであって、人格のせいではない。発達障害者は「悪」に悩まされ懸命に戦っている「善」の側だと考えると視界が開ける。
・「鈍い子」でも、1を聞いて10を悟る子より優秀な場合もある。早くこなして見切りをつけるのではなく、時間を掛けて真実に辿り着ける子たちである。
・同じ発達障害でも十人十色。「自分はこうやって成功した」を子どもに押し付けない。
・人のキャリアの8割は偶然によって作られる。力がないはずなのに「流れ」があったためにうまくいくこともある。
ちなみに、このタイトルだと本の内容が伝わりづらいのではないかな?
「発達障害」と診断されていない人にも読んでもらいたいし、「子」に限らず「勉強や学校」の世代のみならず、「ケア」する人よりも当事者向けなので、
だと良いなぁと思いました!