まだ大学院に入学もしていないですが、私が認識している臨床心理士についてごく簡単にご紹介します。
臨床心理士は心の専門家、いわゆるカウンセラー。民間資格ですが文科省に認可されており、日本では信頼されています。
臨床心理士になるには、大体は大学院への進学が必要です(別ルートもあります)。さらに、心という曖昧なものを扱う仕事なので、日々の研鑽と最新の知見の習得は不可欠です。そのため5年ごとに更新が必要です。
臨床心理士は、科学者かつ実践者。エビデンスに基づいて、現場でアセスメントや心理療法を実施し、その経験を学会などにフィードバックします。
最近の心理職は、相談室でクライエントが来るのを待つだけではありません。コミュニティ心理学という分野があり、積極的に足を動かして地域へアプローチするというソーシャルワーク的なことも重要です。
私はどんな臨床心理士になりたいのか?学校現場でスクールカウンセラーとして、子どもたちのとまり木になれたら嬉しいです。スクールカウンセラーは自治体によって配置方法が異なりますが、いまは週1回などの訪問が主流。
将来的には保健室の先生のように、学校に心の相談室ができて、そこに常駐できるようになれば良いなと夢見ています。授業がしんどかったり、友達に無視されたり、そういった問題が起こり始めた初期段階で、気軽に寄れる感じが良いですね。
なぜなら、学校には問題が山積みで後手後手だからです。多様な子どもたちに対して、学校のシステムはあまりにも硬く、不寛容です。また、学校に常駐することで先生たちをサポートできます。心の問題は教師の専門外だと思うので、ここで協働することで現場の負担を減らせると考えています。
医療にも福祉にも引っ掛からないけれど、深刻な課題を抱えている人たちを見つけ出し、その人生に寄り添うことに興味があります。マイナスをゼロにするのではなく、プラスに変えていくアプローチをポジティブ心理学といいます。寄り道も大事ですが、戻れないほどの遠回りをすることなく、より良い人生を送れるお手伝いができれば幸せだなと思います。
一方で、心理職が家庭を蔑ろにしては本末転倒なので、無理のない働き方を模索していきます。そういう意味では非常勤というのはありがたいかも知れないと考えています。
何より、13ヶ月間ずっと心理学の勉強をしていても飽きることなく、むしろどんどん面白くなる!もっと時間が欲しい!と感じたので、向いているのかなと思いました。もちろんしんどいことは多いと思いますが、ワクワク(好奇心とやりがい)を原動力に!